海岸沿いの飛砂対策の検討に地上型レーザースキャナーを利用しました。広範囲な面的計測により作成した地形の3次元モデルから任意の断面形状を図化することができるため、過去に計測したデータとの差分解析などに利用しています。また、3次元モデルから等高線を作成し標高区分を色分けで表現した(段彩図)では砂が堆積しやすい場所などを可視化できるため、経年変化を比較するアーカイブとして利活用できます。
地上型レーザースキャナーによる海岸調査
河川・砂防・道路・橋梁・港湾・漁港・海岸・下水・公園・農業土木・情報基盤・測量などの社会資本整備に幅広く対応する総合建設コンサルタントです。
海岸沿いの飛砂対策の検討に地上型レーザースキャナーを利用しました。広範囲な面的計測により作成した地形の3次元モデルから任意の断面形状を図化することができるため、過去に計測したデータとの差分解析などに利用しています。また、3次元モデルから等高線を作成し標高区分を色分けで表現した(段彩図)では砂が堆積しやすい場所などを可視化できるため、経年変化を比較するアーカイブとして利活用できます。
護岸の「はらみ出し」の計測に地上型レーザースキャナーを利用しました。計測した数百万点もの高密度点群データから変状の可能性がある任意の断面を抽出して「はらみ出し」の状況を可視化しました。従来の既存資料(縦断図や一定区間ごとの横断図)では確認や比較が困難なピンポイントの形状を可視化することができるので、局所的な劣化診断や被災状況把握などに活用できます。
5年ごとに義務付けとなった橋梁点検をテーマに社内講習会を開催しました。社内の技術士やコンクリート診断士が講師役となり、構造物の劣化、損傷の原因や特徴、損傷の判定、国や自治体の点検マニュアルについて説明を行いました。この講習には橋梁やBOXを専門とする技術スタッフのほか、道路・河川・海岸・港湾などの構造物の維持管理の計画や調査を実施する技術スタッフも参加して各分野での応用について知見を広げています。
※橋梁点検実地研修につづく
橋梁点検講習会につづいて実地研修を実施しました。劣化や損傷の着目点、写真撮影時や損傷スケッチなど、現地での調査におけるポイントについて講習内容を実際に現地で確認するとともに、装備や通行など点検時の安全管理や周辺に居住する方々への配慮について研修しました。
平成23年6月に東日本大震災の被災状況の現地調査団に参加した当社社員が平成23年度の長崎県北地方研修会において「東北地方被災地現地調査について」のタイトルで講演を行いました。
日時:平成23年10月12日
場所:吉井活性化センター(ソレイユ吉井)
発表内容
1:周辺家屋に配慮した最適な樋門撤去計画
2:大規模土砂災害に対応した既設砂防堰堤の改良計画
3:山間部における新設跨道橋の土工計画
4:海底地形調査における三次元計測機の特性
発表内容
1:橋梁点検の実情と課題への対応と対策
2:岩屑なだれに対応した既設砂防堰堤の嵩上げ計画・設計
発表内容
1:河川整備計画の現状と河川整備基本方針に見る事例
2:降雨特性の地域性が「ため池設計」に与える影響
発表内容
1:ダム湖の堆砂状況を明確に表現できる三次元計測
2:河川管理施設における長寿命化計画の行動計画と評価・対策
発表内容
1:地すべり区域に新設する道路線形ルートの比較・選定
2:河川定期縦横断測量における河床形状の実態と評価